2010年11月26日金曜日

小児科はしていません。

適当な病院情報サイトを見て、小児科受診を希望して来院される方が時々います。情報修正の依頼を出しても無反応であることが多いです。病院情報サイトは、適当であることが多いので、電話などで確認されることをお勧めします。

当院では、専門は消化器で、一般内科の診療を行っております。ご注意下さい。

2010年11月24日水曜日

新築開始!!

新しい病院が立ち始めました。
立て壊しの時に、配線の問題で非常ベルがなったり、新築予定地に数㎡なぜか公共の土地が入っていたりして、一筋縄ではいかないようでしたが、何とかここまでやってきました。後は無事に立つのを願うだけ…?いやいやこれからもちょこちょこアルでしょうね。

今年いっぱいには外観が建ちあがるそうです。来年3月にお引越し。楽しみだ。

周辺の皆様にはご迷惑おかけ致します。

2010年11月19日金曜日

総合診療部ケースカンファに行ってきました

今週の水曜日に総合診療部のケースカンファレンスがありました。年に2回、総合診療科+一般内科の先生たちが集まり、勉強になる症例について報告、学ぶ会です。今回は眼疾患についてのカンファレンス。今回も興味深い症例で勉強させて頂きました。

今回の症例は、①網膜動脈閉塞症、②上矢状静脈血栓症、③眼窩蜂巣炎の3つと、糖尿病性網膜症のお勉強でした。美川眼科の西村先生(佐賀医科大学出身)をお招きしてのカンファレンスでした。http://ganka.meditown.jp/mikawa-eyeclinic/index.html

院長おすすめは、日本医師会雑誌第139巻第8号「全身疾患と眼」2010です。少しずつ読みながら、まとめようと思います。

2010年11月18日木曜日

チーム医療

マネジメント学会では話を聞くことはできませんでしたが、、、

最近の医療はチームで行うといいます。お医者さん主導ではなくて、医師、看護師のほかに、栄養管理士、ケアマネージャー、リハビリの先生などがチームになって、一人の患者さんの問題に取り組みます。褥瘡や、栄養、感染症、脳卒中に特化したチームもできています。

当院では、医師2人、看護師3人、受付事務3人のチームです。小さなクリニックにしては、やや人数が多いですが、家庭や仕事を両立させるためにお互いをカバーしあったり、豊富な経験知識を伝達したり、誰を欠いても成り立ちません。それぞれに、それぞれにしか出来ないことがある。点数計算も、設備管理も、金銭管理も、結構コマコマしていて医師には無理です。良いバランスであるように思います。もっと患者さんが来てくれれば、もっとバランスがとれます!!

週に1回は話し合いの場を設けて、問題点を出し合います。和やかにしつつも、より良い病院であれるように皆で考える場です。大した話題はないことが多いですが、これも、チーム医療かな。

2010年11月17日水曜日

医療情報・ICT活用

最近は医療の現場にもインターネットやパソコンを使った管理が増えてきています。インターネットを使った情報交換や、統計ソフト?を使った情報収集・解析などが報告されました。

乳癌と子宮癌は、検診で見つかった患者さんが多く、検診の意義は確立されていそう。肺癌は、検診で見つかった患者さんは少なく、検診の意義は議論する余地がありそう。

後は、佐賀大学病院が中心となって行っている佐賀県診療録地域連携システムPicaPicaリンクの紹介。参加施設は、患者さんから同意が得られた場合に限り、ネット上で診療情報(現段階では検査値、検査画像と処方箋だけみたいですが)がやりとり出来るというもの。大学病院の情報は見れて、参加施設の情報は電子カルテや電子オーダーであれば見れる様。現在の当院とは関係なし。将来は関係してくるかもしれない。参加費用が3000円だったかな?あれば便利かもしれないが、PCやネットに疎い院長先生には厳しそうな感じ。費用ももう少し安くなればなぁ・・・。見れる情報の拡大、セキュリティの強化、PC操作の簡便化などが課題に挙がっている様でした。長崎では調剤薬局まで巻き込んだあじさいネットというのがあるらしい。

iPadもいよいよもって侵出してきました。歯磨きアプリや、認知症検査アプリが入っているのもあるらしい。業者の回し者か!!欲しくなるなぁ。でもアプリはお金がまたかかりそう。

2010年11月12日金曜日

好奇心旺盛な患者さんたち

「代診の○○先生出勤中です。ご希望の方はお申し付け下さい」の受付の張り紙を見て、患者さんの希望がちらほら。診察が終わった後に。どんな先生かと思って、だそうで。「院長先生にお世話になっております」「こちらこそお世話になっております」とペコペコ。看板娘になろうかな。年齢制限引っかかるか?

2010年11月10日水曜日

患者サービス

患者さん向けの勉強会や、聴覚障害をもった人へのレントゲン撮影の仕方、1年おきの外来フォローアップの案内、入院中の不快な音に関する調査の紹介がありました。

うちの患者さんには、難聴の人は多いですが、聴覚障害の人はいません。しかし、そういう患者さんが来た時にはそういう対応もできるな、と勉強になりました。

当院は内視鏡検査や腹部エコーが得意とする分野ですので、外来フォローの案内を出して来てくれるのであれば、患者さんにとっても当院にとっても良い方法だなと思いました。案内を出しても来てもらえなければ、連絡手段に経費がかかるだけで、あまり利益はなさそう。案内を出す人と出さない人の結果の違いは、分析されていないようでありましたが、車検案内のように、人間検査案内が通知出来れば。人間も定期的な整備が大事。車以上に緻密ですから。

2010年11月9日火曜日

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン接種後の死亡が報告されたとのこと。

調べてみたら、高齢の女性で、インフルエンザワクチン接種後の1時間半後=外傷に対する抗生剤内服の10分後のアナフィラキシーショックだったらしい。持病は、心房細動と気管支喘息など。ワクチンは毎年打っていた(季節性と新型の混合は初)。

抗生剤が原因そうな印象は強いが、主治医はワクチンとの関連を言っているとのこと。専門家が解明中?副反応と利益を考えると、利益が勝るのは変わらなそうだ。

http://eguchiclinic.blogspot.com/2010/05/blog-post.html

2010年11月8日月曜日

クリティカルパス

クリティカルパスというのは、医療の効率化や安全、患者さんにも理解しやすい治療のために、経過が分かりやすい病気に対して作られた予定表のようなものです。もちろん予定通りにならないものは多々ありますが、パスの作成をすることで、他の病院、主治医、主看護師のほかの人が担当になった時や変わった時でも、どこまで進んだかわかりやすくなります。患者さんも、わけもわからず治療を受けるより、計画を見ながら自分の治療を理解することができます。

パスに使われる日数の検討や、適応率向上への取り組み、放射線治療や一酸化炭素中毒、脳卒中やインターフェロンなどいろいろなパスの紹介がありました。

医療の質

医療の質は、個々の患者さんの応じて工夫した点の紹介や、医療に加え、癌患者さんへのリハビリやストレスの管理についての取り組みなどが報告されます。さらなる向上を目指して、といったところでしょうか。

地域医療連携は、患者さんの退院、転院時の調整や支援、地域で取り組むパス利用の向上についてなど。

当院では、患者さんの偏りがないので、パスは使用していません。さまざま過ぎて、パス作成は現実的ではないと思われます。最近は、地域で共有するパスを目指す話が行政からある様で、今後大きな病院からパスを持って患者さんが来ることはあるかもしれません。

医療安全

マネジメントの講演内容は、医療安全、医療の質、地域医療連携、クリティカルパス、医療情報、患者サービス、チーム医療、看護業務、病院運営の部門に分かれています。

医療安全は、電子カルテなどのセキュリティー、入院患者さんの転倒、患者さんからの暴力、誤投薬の防止についてなど、幅広いです。新しい問題から古い問題まで盛りだくさんです。

当院では入院施設がなく、家族がついて来られるか、元気な?患者さんが多いので、転倒の心配はあまりしていませんが、看護師さんの通路にあるコードは、看護師さんの転倒のリスクになりそうです。患者さんからの暴力は困ったことはありませんが、困った時は警察、でしょうね。

医療マネジメント学会で発表してきました。

先週金曜日、佐賀文化会館でありました、医療マネジメント学会に行ってきました。病院の経営に関わる全ての事を、医師に関わらず医療者全員で報告し、学び合う会です。医師、看護師はもちろんのこと、ソーシャルワーカーさん、リハビリ師さん、PC等を扱う方も参加します。医療は本当に多職種から成り立っているのだなぁと。

発表したのは、佐賀大学附属病院で調査した、総合外来新患さんの特徴です。年齢分布をみてみたところ、年齢分布に2つの山が出来て、これはなぜだろうと研究している過程です。50台後半は、検診異常で受診する人や、ベビーブームの影響か考えられますが、20代後半の山は佐賀市の人口分布とは合わず、40歳前後に受診者が減る理由も分かりません。

忙しいと言っても、もう、子供も手から離れる時期。仕事は最も熟れる時期かもしれません。生物的にも最も成熟して、病気をしないほど安定しているのでしょうか。いや、お金の要りようの時期で敷居が上がるのかもしれません。時間の合間合間に考えたいと思います。