2016年1月26日火曜日

インフルエンザ

とうとう今年もインフルエンザのシーズンになってきました。
A型、B型ともに出ていますが、A型が優位にでています。

ただし、今回の大雪で少し減るのではないかと予測しています。
寒いのになんで?と思われるかもしれませんが、人の動きが寸断されたためです。
インフルエンザにかかるためには、隣にインフルエンザの人の接触が必要です。
南極に裸で一人立っていても、インフルエンザにはかかりません。

マスクと2mほどの距離があれば、インフルエンザの人から出る(特に咳嗽)ウイルスはかなり減ると言われていますので、家族がかかった場合は部屋を隔離してマスクをしましょう(かかった人が)。

このシーズンの人混みはかなり感染しやすいです。
映画館やショッピングモールなどは十分に注意してください。
とはいえ、学校、幼稚園、職場が中心に感染が広がっている印象が強いですから参考程度にですね。。。

2016年1月12日火曜日

風邪の予防

前回の話の流れで風邪の話題です。

よく患者さんから「こじらせたくない、早く治したい」というお話を聞きます。
当然ですよね。
自分自身も(特に開業医は変わりがいませんから)こじらせたくないし、早く治したいし、まず予防したいです。

さて、こじらせたくない、早く治すために有用なのは何でしょうか?
現在の私の理解では、睡眠、水分、栄養です。

あれ?薬は?と思うでしょうが、薬は症状の緩和に使っており、根本的な治療ではありません。
感冒の原因は風邪ウイルス。
風邪ウイルス自体を減らす、殺す、増殖を抑える薬は存在しません。
抗生剤、抗菌薬は細菌感染に効果がありますが、ウイルスには効果がなく(早く治らない)、
こじらせない効果もありません。

それどころか、消化器症状の副作用や薬の飲み合わせが懸念されます。
(糖尿病や血をサラサラにする薬で最近よく悪い報告が出ています)
また、地域に耐性菌と言われる抗生剤がのさばることにもなっていきます。

風邪の受診に医療者が一番気をつかうのは、
内服の調剤よりも、本当に風邪かどうかの診断だと思っています。

記載:江口仁

2016年1月5日火曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

当院は2016/1/8より通常業務が開始しました。
ぐっと冷え込んできたためか、感冒の患者さんが多く来院されています。

風邪の予防は手洗い、うがい、睡眠時間。
風邪の治療は安静が一番であとは水分摂取、サポートに内服です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。