2017年3月7日火曜日

アルコール依存とニコチン依存

先日アルコール依存とニコチン依存に共有しやすい遺伝子が徐々に分かりつつあると論文化されていました。
本人の意志の問題ではなく、病気や疾患と考えるといかにサポートが必要か理解できるのではないかと思います。
勿論、遺伝子だけで全てが決まるわけではありませんが、、、

アルコールやニコチンに対する報酬システムが出来上がっているとそれから脱却するために必要なのは、本人の「意志力」ではなく、「モチベーション」と専門家の助けです。

こう言いかえることも出来ますね。
本気で止めようと思っているのであれば、きちんと専門家の助けを借りなさい。

しかし、佐賀市でそういう患者さんを受け入れる精神科が少ないこととや、
身体疾患を合併しやすいので内科と精神科と併診する必要があることが、
疾患の制御に対して治療の難易度を上げています。

記載:江口仁